筋トレで汗もかいたしカロリーもしっかり消費したはずなのに、体重を計ってみたらいつもより増えていたという経験をした人は多いはず。
あざ笑うかのような体重計の数値を見ると、まるでダイエットが失敗に終わったかのようで、かなり悔しくなりますね。
しかし、ダイエットをしたのに体重が増えているのは一時的な現象なのです。
そこで本記事では、ダイエットしたのに体重が増加する3つの原因について説明します。
目次
一時的に老廃物の量が増えるため
私たちは運動をすると沢山の細胞が破壊されてます。
この破壊された細胞は言ってみれば「老廃物」。
老廃物は、もちろん体から排出しなければいけないものとなります。
しかし、運動をした後は老廃物を排出する力が一時的に衰えているので、体内に老廃物を蓄えた状態となり太って見えるのです。
では、どうして運動した後は老廃物を体内に溜め込みやすくしてしまうのか?
結論から言うと、運動した後は沢山の汗をかいているので体内が水分不足となりやすいからです。
老廃物は私たちの体を巡って排出されていくのですが、この時に水分がしっかり体内にあれば血液循環もスムーズとなり老廃物は排出しやすくなります。
一方、水分が不足している状態だと血液循環がスムーズにいかず、老廃物を排出することが難しくなります。
よって、体が老廃物を溜め込んでしまい体重が増加したと見えてしまいます。
筋繊維が修復している証拠
筋肉は運動をすることで筋繊維が破壊されたり修復されたりを繰り返します。
そして、筋繊維が修復される時に必要とするものが「水分」です。
つまり、体重増加の原因は筋トレによって破壊された筋肉が修復しようとしている証拠かもしれません。
修復しているかどうかを見極める方法は、筋トレをした後に筋肉痛を起こしていたり筋肉に熱さを感じるかどうかをチェックしてください。
このような痛みや熱さを感じる場合は、しっかりと運動により筋肉がついている証拠なので体重はしばらくすると元に戻るはずです。
運動後の食事
ダイエットをしていると「これだけ運動したんだから、このくらいの甘いものは食べても問題ないでしょ」と、ついついお菓子を食べてしまう方はいませんか?
ダイエットは、いくら筋トレなどで運動をしていても、食事がバランス悪ければ失敗に終わります。
特に、ダイエット中は消費カロリーよりも摂取カロリーが増えてしまうことは避けなければいけません。
甘いチョコレートやクッキーをつまんでしまうのは、体重増加の原因となるので控えたいものですね。
以上がダイエットしたのに体重が増加している原因です。
運動後の食事以外は、放置しておけば次第に体重は減少していくので安心してくださいね。
ダイエットしたのに体重が増加しないための方法
では、ダイエットをした後に体重増加を気にしなくて済むための方法は何なのでしょうか?
こちらも3つあるのでご紹介します。
塩分摂取を控える
塩分を沢山摂取してしまうと、私たちの体の中は塩分によって濃くなった体内濃度を薄めようと水分を溜め込んでしまいます。
運動後は、ただでさえ汗をかいて濃度が高くなっているし代謝も下がっているため、さらに塩分を過剰に摂取してしまうのは体にとってよくありません。
塩分摂取はほどほどにするように心がけたいものですね。
消費カロリーと摂取カロリーを考える
運動によって消費されたカロリーよりも摂取カロリーの方が高ければ当然体重は増えます。
ダイエット中は「めんどくさい」と思うかもしれませんが、自分の運動メニューではどのくらいカロリーが消費できて、食事で何カロリー摂取されているのか大まかにでも計算する必要があります。
そして、摂取カロリーの方が多い場合は食事を見直すようにしましょう。
高たんぱく、低カロリーを意識した食事
魚や肉などのタンパク質は、筋肉を維持する上で必要となる栄養素です。
いくら筋トレをしていてもタンパク質が不足すると筋肉が減少し、基礎代謝も下がってしまいます。
結果、筋トレをしても筋肉がつかずに体重減少が見られないことも・・・
そのためにも、食事をする時にはタンパク質はしっかりと意識して摂取をし、トータルカロリーは低くなるような食事にしていきましょう。
まとめ
ダイエットをしたはずなのに体重が増加する原因は3つありました。
- 一時的に老廃物の量が増えるため
- 筋繊維が修復している証拠
- 運動後の食事
「運動後の食事」以外は、全て一時的な体重増加となります。
そのまま放置していれば体重は減るので安心してください。
一方、運動後の食事を管理していない方で消費カロリーよりも摂取カロリーの方が高い場合は、食事を見直さないと体重は増える一方です。
特に、ジャンクフードやスナック菓子は厳禁!!
出来るだけ高タンパクで低カロリーの食事を心がけるように食事を変えていくようにしましょう!